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2011年5月29日日曜日

【ネタバレ】魔法少女まどか☆マギカ 1~12話【注意】

まどマギを観終わったのでレビューでも。

***

第一に、この作品の主人公である『鹿目まどか』は最終話まで魔法少女になることがない。
他の魔法少女モノと比べての大きな違いはこれ。
『カードキャプターさくら』しかり『魔法少女リリカルなのは』しかり、タイトルに名前が入っているにも関わらず実際の魔法少女になるのは最終話のみ(厳密には10話くらいからまどか変身はある)。
毎度のOPで魔法少女ルックをしているけれども、なかなか変身してくれない。
というのも、他作同様、魔法少女に変身するのは『きっかけ』が必要なため。

『CCさくら』では、さくらがケルベロスの封印を解いてしまい、一緒に飛び出たクロウカードを封印しなおすために魔法少女へと変身する。
『もえたん。』では、同級生の勉強を助けるため正体を隠すため魔法少女に変身する。
本作では、魔法少女になるためにはキュゥべぇ(以下QB)に願い事を一つ叶えてもらうことの代わりに、魔法少女にならなければならない……というもの。

第二に、これも他作との大きな違いの一つ。
察しの良い方なら気づくだろうが、これは魔法少女というよりも『悪魔との契約』に近いものだということ。
実際のQBとの魔法少女契約は『願い事を一つ叶える代わりに、魔女と戦う魔法少女にならなければならない』
なんとも悪魔に魂との引換に……なんて話と似ている。
事実、魔法少女になるということは魂をQBに売り渡すことと同義だと知るのは物語中盤。
この時点で主要登場人物の4人は魔法少女になっている。
「聞かれなかったから答える必要はない」とするQBと、「騙された」と嘆く魔法少女達。

そして第三、すべては最終話に向けた伏線だったということ。
マミさんは魔法少女の先輩としてまどか、さやかに魔法少女の責任と意味を教えてくれた。
さやかは自分以外の人間に願いを使うこと、ソウルジェムの本来の意味を教えてくれた。
杏子は……まどかに影響は何か与えたのか?
そしてほむら。
正直な話、本作はほむらとまどか二人だけの話だったのかもしれない。
どう足掻いてもまどかを救うことの出来ない運命を変えるため、未来を変えるためにやってきてまどかが魔法少女になる運命を回避しようとしていた。

最終話。
まどかは全てを知った上で魔法少女になる決意をする。
さやかが死んだあたりでもしや……?なんて思っていたけど、まさかの予感的中。
まどかの願いは……

とその前に、魔法少女の全てとは……!

・QBと契約し、願い事を叶えてもらう代わりに魔法少女になり魔女と戦う運命になる。
・契約の際作られる『ソウルジェム』は、かつての肉体から魂の入れ物を代わり受け、それの破壊=死ということになる。
・ソウルジェムは魔法を使うと希望の魔力を消耗し、魔女の種『グリーフシード』によって浄化される。
・ソウルジェムが希望の魔力を失ったとき、グリーフシードに変化し魔法少女は魔女へと成り代わる。

ざっくり纏めるとこんな感じ。
他の魔法少女モノと違ってなんか黒い感じがするね。

話を戻して、まどかの願いとは……

過去・現在・未来の全ての魔法少女が魔女にならないようにする。

最後まで、希望は希望であって絶望になるべきではないと信じ続けた結果の願い。
その代償として、まどかは魔法少女になることはなく宇宙を漂う希望の『概念』として生きることを余儀なくされる。
死ぬことも生きることも許されず、誰かに気づいてもらうこともなく、ただただ悠久の時を過ごさなければならない。
誰も傷つかない、優しさ故の自己犠牲による願いなのではなかろうか。

本作が2010年代を代表するアニメになりうると言われる所以が少しわかったような気もする。

ほむらだけは、最後までまどかを忘れず覚えていることがせめてもの、二人にとっての幸せなのだろう。

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